亀頭包皮炎 (きとうほうひえん)

亀頭包皮炎の主な原因

亀頭包皮炎は、ペニスの傷口から細菌や真菌が侵入し、感染して炎症を起こす病気です。性感染症ではないため、性交渉の経験がなくても感染することがあります。

大人・子供関係なく、男性であれば誰でも感染する可能性があります。

過度の性行為・マスターベーション

ペニスの刺激が激しい性行為やマスターベーションは、ペニスを傷つけて菌が入りやすくなる原因となります。原因がカンジダ性の場合は、カンジダ膣炎の女性から感染することもあります。性行為の後に、ペニスを長時間洗わずにしていると感染の可能性も高くなるので注意が必要です。

包茎の方

包茎の状態は亀頭部分が包皮に覆われているため、ペニスが蒸れやすく菌が繁殖しやすいので、亀頭包皮炎を発症しやすいです。子どもの亀頭包皮炎は包茎が原因でとなることがほとんどです。包茎に対する処置を行うことで、亀頭包皮炎の発症・再発防止対策になります。

洗いすぎや汚い手で触る

ペニスを洗う際に石鹸を使用すると、ある程度の細菌は殺すことはできますが、真菌であるカンジダは殺すことができません。また、石鹸で洗う事により細菌から身を守っている皮脂なども取ってしまうので、結果的に亀頭包皮炎を発症しやすくなってしまいます。ペニスを洗う際は、簡単な水洗いなどで十分です。また、ペニスは普通の皮膚より薄いため簡単に傷がつきやすくなっています。洗う際は傷つけないよう優しく洗うようにしましょう。

不潔な手でペニスを触るのも、当然ですがよくありません、そこから細菌が入り込んでしまう事もあるので気をつけましょう。

糖尿病・疲れによる免疫力の低下

糖尿病を患っている方や、不規則な生活・体調不良などで免疫力が低くなっていると亀頭包皮炎を発症しやすいといわれています。
さらに免疫力が低下している場合、一度発症すると治りにくい傾向があります。

亀頭包皮炎の種類

亀頭包皮炎には細菌性と真菌性(カンジダ)のものがあり、それぞれに症状が異なります。

細菌性亀頭包皮炎

カンジダ性亀頭包皮炎

細菌性とカンジダ性を併せ持った亀頭包皮炎

亀頭包皮炎の治療法

飲み薬や塗り薬による治療方法となります。