複合曲線作図法 (ふくごうきょくせんさくずほう)

複合曲線作図法とは、包皮を切除するラインが「カリ首」の部分によって隠れるように、さらに性感帯でもある包皮小帯(裏スジ)を残すように計算して作図した上で、余分な包皮の切除を行う方法です。

余分な包皮がどれくらいあるかは、人によって異なります。一人ひとりの包皮の余り具合に合わせて、切除するラインを亀頭から3〜5mmの箇所に設定することで、切除するラインがカリの部分によって隠れるようになり、手術したことがわからない自然な仕上がりになるといわれています。ただし、手術時間は約1時間となっており、ほかの方法よりも比較的長めになっています。

メリット

包皮の皮膚構造は、内側と外側によって異なります。内側は、血管や神経が集中しているために出血や痛みが生じやすい反面、傷跡は残りにくくなっています。一方、外側の皮膚構造は、出血や痛みは生じにくいものの、傷跡が残りやすいのが特徴です。 この皮膚構造の違いを考慮した上で、包皮の内側と外側でキズが残らないように、使用する道具が使い分けられています。また、縫合の際に使用する針も、美容形成用のもっとも細いタイプを採用しているため、縫合の跡も残らないといわれています。

他に「出血量をできるだけ少なく抑えられる」という点も挙げられます。包皮に走っている血管を1本ずつ確認した上で切除する部分を選び、手作業で1本ずつ止血しながら手術が行われるため、出血量は2cc程度に抑えられるといわれています。

デメリット

他の施術と同様に、入浴・運動・セックスなどの行動に1ヶ月程度の制限があります。

細かい手術が要求されるために、手術時間は約1時間と長めになります。