環状切開 (かんじょうせっかい)

環状切開は包茎手術の一つで、包茎手術の中でもっともポピュラーな方法といえます。ペニスをできるだけ伸ばし、余分な包皮を環状(輪切り)に切除し、縫合するといった比較的単純な工程になっており、病院の泌尿器科でも多く行われています。

メリット

環状切開のメリットは、裏スジを切断しないので、性的感度の低下を避けることができます。単純な施術であるために失敗が少なく、手術時間も20分程度で終わることが挙げられます。

縫合には自然と体内に分解される「吸収糸」を使用するので、抜糸(ばっし)の必要もありません。切除する包皮の長さは、勃起時のペニスの長さをもとにして決めるため、術後に包皮が突っ張るような違和感はないと言われています。

デメリット

環状切開は比較的簡単で単純な方法であるため、手術の痕が目立ちやすいといったデメリットがあります。

その他に亀頭付近のピンク色をした皮膚と、根元付近の黒ずんだ皮膚を縫い合わせることになるので、色の違いがはっきり表れてしまいます。これは時間が経つにつれて目立たなくなりますが、見栄えは良くはないかと思います。