亀頭と呼ばれる部分
男性生殖器の陰茎(ペニス)の先端、皮膚が薄く敏感な部分をいいます。
一般的に若者はピンク色、年を取るにつれて黒ずんでいくとされています。
亀頭の由来と役割
由来
最初に亀頭としての文字を使ったのは、解体新書なんだそうです。
亀頭はやや膨大しているので、その名の通り亀の頭のような形をしているので 、このような名前が付いたものと思われます。
役割
・女性器保護のため
亀頭が柔らかくできているのは、女性器を傷つけないようにしている為だと言われています。
・他人の精子をかき出すため
亀頭が陰茎より大きく、キノコのような形をしているのは他の精子を掻き出す為だと言われています。
・女性の快感のため
ポルチオ性感帯や子宮などの膣内刺激を痛くないものとする為のものだと言われています。
・男性の性感帯
男性の性感帯の8割がここに集中していると言われています。つまり自分が感じるために、まず初めにあたる部分という事で先端に、当たる個所を増やし陰茎部分に当たらないように大きくなっているとされています。
亀頭の病気
・性器カンジダ症
性器カンジダ症とは、カンジダ属のカンジダ・アルビカンスが原因の性感染症(STD)です。女性の方に多く見られる病気で、男性の場合、雑菌が溜まりやすく湿り気もある包茎の方がなりやすくなります。
主な症状としては、亀頭の赤み、かゆみ、ただれや小膿疱を確認するほか、カンジダ菌が尿道に侵入して尿道炎になることもあります。カンジダの初期症状をそのまま放置すると、かゆみが増すだけでなく、包皮から分泌物がみられるようにもなります。
・尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、性器や肛門のまわりにイボ状にできるブツブツの事で、性感染症(STD)です。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされます。細菌がたまりやすい包茎の方がなりやすく、尖圭コンジローマの感染者との性行為でも感染します。
放置すると腫瘍化し、亀頭やペニス全体を覆い尽くし、通常の日常生活や性行為を行うことが困難になります。
・亀頭包皮炎
亀頭包皮炎とは黄色ブドウ球菌や大腸菌などの雑菌や、カンジダが亀頭や包皮に感染することにより起こる病気です。こちらも細菌がたまりやすい包茎の方がなりやすく、その他にも性行為、洗いすぎ、下着とのこすれなどから小さな傷ができ感染します。
雑菌が原因の場合、包皮は柔らかく薄い組織なので、細菌が入ると赤く腫れて、痛み、かゆみなどがみられることがあります。腫れがひどいと、水ぶくれのようになることもあります。カンジダが原因の場合、亀頭から包皮にかけて付着しカビの一種でもあるカンジダが増殖して、赤くなり、白いかすがたまり、かゆみなどがみられることがあります。
亀頭の小ネタ
亀頭という部分は他の動物にはなく、人間にしかありません。例えば、身近な動物で言うと犬のペニスには亀頭がありません。