陰茎とは
陰茎(いんけい)とは、一般的にチンコと呼ばれる男性の生殖器の事です。英語でペニスとも言います。
背側の陰茎海綿体、腹側の尿道海綿体、先端の亀頭、睾丸から構成されており、それぞれに役割があります。
陰茎は性器であると同時に泌尿器としての役割も持っており、尿と精液は弁により、または柔らかい状態と勃起状態により体外へ排出されるものが区別されています。
陰茎は勃起により固くなりますが、骨がある訳ではなく背側にある陰茎海綿体に、性的興奮により血が溜まることで固くなります。勃起することで固くなり、それにより女性の生殖器に挿入することができ、性行為が可能になります。
陰茎の由来と役割
由来
チンコの医学用語で陰茎と呼ばれています。
役割
海綿体に血が溜まることによる勃起作用、睾丸による精液の生成など。
陰茎自体に大きな役割はなく、亀頭を支えるもの、各機関を構成するための棒と言ったところではないでしょうか。
陰茎の病気
・陰茎がん
陰茎の皮膚から発生する扁平上皮(へんぺいじょうひ)がんと呼ばれる種類のがんです。60〜70代に多く発症します。発生要因として包茎が重要視されており、これは陰茎がんの人に包茎が多いことからきているのですが、包茎により陰茎が汚く不衛生な状態になっていることが理由として挙げられています。
症状としては陰茎にできた痛みのない腫瘤(しゅりゅう)として発症の根拠となりますが、進行すると痛みや出血なども生じてきます。
・包茎
ペニスをおおっている包皮(ほうひ)の出口が狭く亀頭が露出しない状態を「真性(しんせい)包茎」、手を用いると完全に露出できても、包皮が余分にあり、通常は亀頭が露出していない状態を「仮性(かせい)包茎」といいます。
症状とまではいきませんが、問題として包皮口が極端に狭く排尿障害を来すことがあります。排尿時に包皮内に尿がたまり、風船のようにふくらむことがあります(バルーニング現象)。真性包茎を放置していると、恥垢(ちこう)が溜まりやすくなり 亀頭包皮炎(きとうほうひえん)を起こしやすくなります。その他にも重度な症状として嵌頓(かんとん)包茎を起こすことがあります。
陰茎の小ネタ
陰茎の裏筋に包皮小帯があるのですが、それを手術などで切っておくと、性交をしてもまったく痛みを感じず快感を得やすいとかで、アメリカのAV男優は仕事上、切断するという話があります。(科学的に信憑性が薄いのですが、亀頭の増大と関係するという意見もあります)