嵌頓包茎 (かんとんほうけい)

包皮は被っているが、頑張れば剝くことができる。ですが「剝いたときに強い痛みを感じる、剥いて亀頭を出すとカリ首が絞めつけられ元に戻すことができない」という症状が、嵌頓包茎です。他の包茎と根本的に違う点が、包皮の口が狭くなっていることで、包皮の圧迫により、剥く作業が困難になっている訳です。真性包茎が長く続き、ようやく皮が剥けたと思ったら、嵌頓包茎になっていたというパターンが多いそうです。

嵌頓包茎のリスク

嵌頓包茎は強引にではありますが、皮を剥く事ができます。同じように皮を剥ける仮性包茎の人は、勃起時から通常時になったときに戻ったり、一定時間経過すれば何もしなくても元の皮を被った状態に戻りますが、嵌頓包茎は元に戻りません。そういったことから、亀頭が露出した状態をキープできるのであれば、我慢する事で脱包茎になると安易に考えてしまう方もいますが、その考えは大変危険です。

嵌頓包茎は包皮口の出口部分が狭く、ペニスを圧迫しているという問題を抱えている為、亀頭を出している状態は非常に危険です。そのまま放置すると、陰茎の圧迫により排尿や射精に支障きたしたり、重度の場合は、亀頭に血が通わなくなり壊死(えし)してしまう危険性があります。少しでも嵌頓包茎の自覚があるなら無理に自分で解決しようとしたりするのではなく、いち早く医師に相談して適切な処置をしてもらうようにしましょう。