陰茎がん (いんけいがん)

陰茎がんは、陰茎だけではなく亀頭にも悪性の腫瘍ができることを言います。初期の陰茎がんは、ほとんど痛みはありませんので、すぐに気がつくことができません。包茎の方で、亀頭部や包皮から強い臭気や浸出液がある場合は、早めに病院に受診することをオススメします。

陰茎がんの症状

初期症状としては皮膚に多様な変化が現れ、カリフラワー様の腫瘤(おでき)や浅いびらん(ただれ)、周囲が隆起した潰瘍(深くえぐれた傷)ができることが特徴です。また、湿疹のようなものが出て、次第に深部に浸潤(まわりに広がっていくこと)していくこともあります。

陰茎がんが進行すると、排尿に困難が生じたり、他臓器やリンパ節に転移すると、脚のむくみ・全身の倦怠感や体重が減少していくなどの症状が出てきます。

陰茎がんの原因

陰茎がんの患者の多くが包茎を併発していた事実から、包茎による包皮の中の汚れ(チンカス・アカ・微生物・細菌)が溜まり、慢性的に起こる刺激(セックス・マスターベーション)が発がんを促しているという報告があります。この他にも、性行為感染症が何かしらの原因であるという事や、喫煙者の発症リスクが高い事からタバコが原因になっているという説もあります。